2017/03/26 22:08
レザークラフトの刻印には【れたぷれ!】がお勧めです。
【れたぷれ!】は硬質な樹脂版から自分のデザインを凸版に作成するキット。
革製品の刻印の為に作った樹脂版にインクを付ければ、ロゴカードや商品パッケージ等の印刷までもこなします。
以下作成手順から刻印までを紹介します。
パソコンで刻印にするデザインを作成し、ネガフィルムを印刷します。
印刷するときは、デザインを白黒反転、さらに水平反転してから印刷します。
あらかじめ2枚同じものを印刷し、ぴったりと重ねて「黒濃度の高い」ネガフィルムを作成します。
【れたぷれ!】樹脂版は光をあてた部分が硬化し、光を遮断した部分は水に漬けると溶けて落ちる特性がございます。
その特性から凸版の樹脂版を作成する事が出来ます。
樹脂版とネガフィルムが出来る限り密着する状態で太陽光にあて感光させます。
感光が終わったら水に漬けて、硬化していない部分をブラシで落として行きます。
洗い出しが終わったら再度全体を硬化させるために太陽光にあてます。
完成した樹脂版(刻印)でいよいよ革に刻印していきます。
100円ショップ等で「硬質カードケース」を用意します。
はさみで開閉できるような形に切ります。
このカードケースに革の設置位置、樹脂版を上側にのりスプレーで固定します。
位置合わせテープを貼ることで、続けて複数枚の革に刻印することが出来ます。
今回の刻印には、「エンボッサー(ハンディプレス機)」を使用します。
プレス機はスライドさせながら全体を刻印していきます。
樹脂版のカットラインを刻印しないようにデザイン部分を刻印するように注意します。
刻印されました。
位置テープに合わせて続けて刻印していきます。
カードケースに設定してしまえば、同じサイズの同じ位置への刻印をどんどん行えます。
さらに作成した樹脂版にはインクをつけてカードやパッケージへの印刷も行えます。
過去の記事でも詳細を紹介しております。
また、今回の記事では樹脂版を4分の1しか使っていないので、残りの樹脂版で「大・中・小」の刻印を作成したり、
別のバージョンの刻印を作成したりする事が出来ます。
複数の刻印が作れ、パッケージやカード印刷までこなせるこのキット。
レザークラフトの刻印なら【れたぷれ!】がお勧めです。